アスベスト分析
アスベストによる健康被害が大きな社会問題になっております。 当社では、吹き付け材、建材中のアスベスト分析・サンプリングなどをうけたまわっております。
吹き付け材及び建材中のアスベスト分析
偏光顕微鏡による定性分析
(JIS A 1481-1)
弊社では、迅速な分析を提供するために偏光顕微鏡法によるアスベスト定性分析(JIS A 1481-1)のみでの対応となります。(JIS A 1481-2及びJIS A 1481-5での分析は外注でのご対応となります。)
※ 偏光顕微鏡法はISO22262-1に基づいた測定方法で国際的に採用されている高い精度を持った分析方法です。
アスベスト分析メニュー
測定方法 | 検査物質 | 分析料金 |
定性分析 偏光顕微鏡法 (JIS A 1481-1) | クリソタイル アモサイト クロシドライト アクチノライト トレモライト アンソフィライト | 30,800円(税込)/検体 |
定性・定量分析 定性分析(JIS A 1481-1またはJIS A 1481-2) + XRDによる定量分析 (JIS A 1481-5) (外部機関での分析) | 同上 | 52,800円(税込)/検体 |
注) 確認作業等により速報までのお時間を頂く場合がございます。
弊社にサンプリングをご依頼の場合は、分析料金の他にサンプリング費用が別途発生いたします。サンプリング費用等につきましては、お問い合わせ下さい。
※サンプリング費用の目安
- 1-3検体:2人×1日(弊社近傍の場合は0.5日)+交通費・諸経費
- 3-6検体:2-3人×1日+交通費・諸経費
- 6-10検体:3-4人×1日+交通費・諸経費
(サンプリング痕につきましては基本的に簡易な飛散防止処理のみ行います。ご了承ください。)
- 定性分析:アスベスト含有の有無を調べる分析です。
- 可能であればサンプリングはお客様にてお願いいたします。 →試料の採取方法
- 検査及び報告書(2部)を含む価格です。
精度管理への取り組み
弊社では分析技術者セミナー、アスベスト関連の講習会等に積極的に参加し、技術者のスキルアップに力を注いでおります。また社団法人 日本作業環境測定協会による石綿分析技術の評価事業(石綿分析に係るクロスチェック事業)にも参加し、同事業による「 Aランク認定分析技術者」がアスベスト分析を実施しています。
- 石綿分析技術の評価事業(石綿分析に係るクロスチェック事業)および同事業による「認定分析技術者(A~Cランク別)一覧 (リンク先:社団法人 日本作業環境測定協会)
アスベスト分析についてのお問い合わせ、お申込み
アスベスト分析及びサンプリングについてのお問い合わせはメールフォームもしくはお電話(029-839-5511)にてお願いいたします。ご依頼の際は分析依頼書(pdf・word)に必要事項をご記入いただき、ファクシミリ(029-839-5527)もしくは試料と同梱してご送付ください。
- 分析依頼書はこちら
サンプリングについては、日程調整が必要となりますので、事前に予約を受け付けております。お早めにお願い致します。
お問い合わせの際は下記の項目についてお教えください。
1.分析対象の種類について
- 吹付け材やスレートなどの成形された建材
- ひる石吹付け材(吹付けバーミキュライト)
- その他(建材でない場合は分析対象とできない場合がございます)
2.アスベスト分析の方法について(方法のご指定がある場合)
- 偏光顕微鏡法によるアスベスト定性分析(JIS A 1481-1)
- XRD及び分散顕微鏡を用いた従来の方法
- アスベスト定性分析(JIS A 1481-2)
- アスベスト定性・定量分析(JIS A 1481-2及びJIS A 1481-5)
3.サンプリングについて
- お客様サンプリング(お持ち込み・ご郵送)
- 弊社サンプリング
- サンプリング対象の施工場所・高さなど
- ご希望のサンプリング日時
4.その他(場所、納期など)
建材・吹付け材のサンプリングについて
アスベストの分析はごく微量の試料で可能ですが、吹付け材の吹きつけ時のむらやサンプリングむらをなくす目的で1つの対象につき3箇所から採取します。 この際、壁、はり、天井など場所に応じて成分が異なる可能性にも留意します。
吹付け材や保温材等やわらかい材料の場合は一箇所あたり9cm3(3cm×3cm×1cm)程度、成形された建材の場合は一箇所あたり100cm2(10cm×10cm)程度採取し、3箇所から採取したサンプルを1つの容器にまとめて入れます。
採取するときは、霧吹きなどでサンプリング対象を湿潤させて粉塵の飛散に注意し、鋭利なカッターなどを用いて行います。 安全のため、防塵マスク(区分:RL3)、安全ゴーグル、使い捨ての作業用手袋などを使用します。さらに衣服・頭髪などへの粉塵の付着を防ぐため使い捨てのフード付のつなぎ服を着用すれば万全ですが 、雨がっぱなどで代用し、使用後にホースなどを用いて水をかぶればほとんどの粉塵は洗い流せます。サンプルを入れる容器としてはチャック付のポリ袋やビニール袋などが適しています。
採取後は、採取場所周辺からの粉塵の飛散を防ぐための措置を講じなければなりません。簡単にこれを行うにはクリアーラッカーなどが適しています。
サンプリングのまとめ
3箇所から採取する。
吹付け材などの場合は一箇所あたり9cm3(3cm×3cm×1cm)程度
スレートなどの建材の場合は一箇所あたり100cm2(10cm×10cm)程度
3箇所のサンプルを一つの容器にまとめて入れる。
安全対策:粉塵の吸入のほか、高所からの転落などには十分注意する。
採取場所からの発塵を防ぐ対策を行う。
お問い合わせ先
株式会社 環境研究センター
計測事業部
所在地:〒305-0857 茨城県つくば市羽成3-1
電話:029-839-5511
FAX:029-839-5527